パチスロ 設定不問で勝てる理論(天井狙い編)を簡単に説明してみる。

パチスロ屋は、1台あたり1日5,000円くらいの利益が出るように設定しているといわれている。1日あたりの1台の稼働を5,000回転とすると、800回転あたり800円の利益ということになる(ここで800回転としたのは、1時間ぶん回した場合の回転数がだいたい800だから)。すなわち、何も考えないでぶん回すと時速800円で負けることになる。これはあくまで平均値であり、1時間あたりの客の収支は実際には-26,000円〜+48,000円あたりのばらつきがある。

要は、普通に打つより1時間あたり800円≒40枚の上乗せをするよう努力すればよい。
現実的には時速100枚くらい欲しいので、さらに100枚、計140枚毎時の上乗せがあれば十分である。
具体的な上乗せの方法だが、最低限、小役は全部取ること。押し順ミスはしないこと。これだけで毎時10枚くらいは差をつけられるだろう。しかしこれでは全然足りない。

上乗せのメインは「打ち始め」と「止め時」である。5号機の特に ART 機と呼ばれるものは、天井と呼ばれる機能があり、どんなに遠くても1,500回転も回せば何らかの救済的な当たりが来るようになっている。早い話が、天井に少しでも近い台を、必ず「当たるまで」打つ。結果として天井を考慮しない打ち手より数多くのボーナスを引くことができ、これこそが毎時100枚以上の上乗せを可能にしている(計算したわけではないが、実際の自分の収支からの逆算である)。これにはボーダーが存在し、天井まで残り何ゲームからプラスになるかは各種雑誌で情報を得ることができる。しかしそれも後述の「止め時」を厳守した場合のみ有効である。

私が最も重要視するのが「止め時」である。スロットは機種ごとに適切な止め時(ゲーム数)というものが存在する。しかし最適な止め時を算出するのは至難の業なので、これも雑誌等から妥当なラインの情報を収集する。また、台の状態によっても変化するので、それを察知する努力も怠らない。概ね100Gほどに設定されている台が多い。これを厳守する。理想的には、片手で収まるような残り少ないコインを打ち込んだり根拠のないジャグラーを回したり煙草に交換したり誰かにあげたりするのではなく、1枚残らず会員カードなどに貯玉する。逆にチャンス役などを引いて良い状態になったら、躊躇せず買い足しを行う。
この打ち方は大抵1回のボーナスで終了するので、数をこなす必要がある。それだけに、シビアな止め時が求められる。誤差が何倍にもなってくるからだ。このやり方はたかだか時速100枚しか稼げないのだから。

以上を2年間徹底した結果が下記のグラフである。自分はいわゆるサラスロタイプで、短時間勝負が多く、打たない期間も多い。それでも、1ヶ月単位で負けることもあるものの、平均して104%以上の機械割となっている。これだけの結果が出ているのだから上記の戦略は正しいと自信を持っているところもある。