エヴァQ感想ネタバレあり

いつぞや Twitter で「エヴァはオワコン」といったツイートを見かけたこともあり、私自身そう思いかけていたが、観終わってみればそんな気持ちは吹っ飛んだ。きっちり時代に追随していると感じたし、映像作品としてのクオリティも極めて高いと感じた。
嬉しかったのは、観客を舐めていないと感じたところ。私は正直さっぱり理解できなかったが、あの様々な言葉たちが無意味なものであるはずはなく、根底にある物語にあくまで忠実に描かれていると感じた。初心者には意味不明かもという無粋な配慮は全く見受けられない。
そして常識にとらわれない使徒のデザイン。自然に存在する幾何学的なものの怖さを表現したかのようなあれにはいつも興奮させられる。
シンジとカヲルのBL表現はあまりにも直球過ぎて笑ってしまった。
後半になるにつれ、ああ、意外とオリジナルのストーリーからまだ大きく離れてないんだと感じた。しっかりエヴァだった。それでも序盤のあの展開は観客を掴むのには十分なインパクトがあった。
マリのマイペースっぷり、そしてアスカのツンデレっぷりが素敵だった。